吐き溜め日記。

つらつら書きます。

お金の話。

 

 

二度目です。たおです。

更新が楽しいです。

 

さて、今回は

お金の話です。好きぴは福沢諭吉ジャスティス!!!

 

初めてのアルバイト

親に説得され、嫌々高校に入学した私は

とにかくバイトがしたかった。お金を貯めて家を出ていくことで

長い間染みついた”お人形”から脱出しようとした。

適当な理由をつけて親と学校からの許可を貰った私は

某ホームセンターでアルバイトし始めた。

16歳の時の話だ。このバイトがまぁ楽しかった。

出勤すれば私は大嫌いな”高校生”から”従業員”になれた

仕事自体も楽しかったし勉強になる、お金も貰えるし

家に居なければ”お人形”でもない、楽だった

 

しばらくすると、ただでさえ嫌だった高校が余計に苦痛になりだした。

人間関係が良好なら救いがあったのかも知れない

何か目標の為に通ってたなら頑張れたかもしれない。

しかしどれも当てはまらなかった私は

ただ学校と親から提示された”成績を下げない”という

バイトを続ける条件の為だけに高校に通うようになった。

 成績はそこそこ、出席日数も計算しながらサボった。我ながら姑息だ。

 

そんな私にもやりたいことができた。

そのために進学したいと伝えると当然親も学校も喜んだ。

それからは割と真面目に出席して、インターンなんかも行った。

唯一充実した高校生をしていた期間だったと思う。

 

現実を突きつけられる

高校2年の夏休み前、数少ない友達と喋ってたら

母親から着信が入った。

「とにかくすぐ帰ってきて欲しい」と言う内容だった。

家に帰ると「父親が居なくなった」と聞かされた。

 

・・・・はぁ?????

 

泣き崩れている母親を宥めつつ話を聞くと

どうやら父親が会社のお金を使い込んだらしい、

母親の携帯には一件、自殺をほのめかすメッセージが来ていた。

娘としてどうなのかと思われるかもしれないが

心配以前に迷惑でしかなかった。

とりあえず母親を引きずって警察に行き

”使い込んだお金”の事は伏せて捜索願を出した。

帰ってから家のお金について詳しく聞いた。出るわ出るわ借金の話、

私の為の貯金でさえほぼ底をついているらしかった、正直引いた。

 

父親は失踪した次の日の昼に見つかった、ただのおっさんの家出だ。

迎えにも行かなかった。行きたくなかった

会社の方のご厚意により、起訴はしないでもらえた。

父親が帰ってきてからの家族会議でぽつりと母親が呟いた

「大学、諦めてほしい」

父親は項垂れていた。

この時初めて本気で明確な他人に対しての憎悪を抱いた。

結局私は大学を諦めることになり、高校に行く目標をまた見失った。

 

「大学は諦める。その代わり、高校も辞める。」

 

それだけ伝えて高校2年の夏休み、高校を辞めた。

 

フリーター生活

高校を辞めて、もう一つ辞めた事がある。

入学当初から続けていたバイトだ、

高校が遠く、その近くでバイトをしてたので交通費が出なかった、

泣く泣く辞めた後、地元の靴屋で働き始めた。

やることも無く、目標も失った私は馬鹿みたいに働いた

必死で仕事をこなす内にバイト、パートの責任者になった。

この頃、高認試験(大検)を取って高卒の資格を手に入れた。

17歳の時の話だ。高校卒業するよりも早かった。

ただその頃にはもう仕事でしか自分の存在意義を見出すことができず、

お金を稼ぐ=自分の価値 という感覚が染みついた。

 

お金大好きマン爆誕!!!である。

 

お金大好きマンの末路

結局靴屋は色々あって18になってすぐ辞めた

その後はパチンコ屋、観光地のエレベーターガール、コンビニ店員、

色々経験した。

 

その結果現在ニートだ。

 

どうしてこうなった????

 

16歳の頃から一週間も開けずに仕事をし続けてきても、

終わりはあっけなかった、ある日突然行けなくなった。

行こうとすると心臓の痛みと体のだるさが全力を出してきた。

体を引きずって会社に行っても吐き気とめまいに耐え切れなくなった。

病院に行っても異常ナシ

心療内科を紹介されて、そこであっさり言われた。

 

「仕事辞めてください。」

 

呆然とするしかなかった

私は仕事でしか自分の存在意義を見出すことができないのに

結果的にその仕事のストレスで自分自身の体を破壊した。皮肉な話だ。

家に帰って処方された薬を握りしめて一人で泣いた。

 

お金大好きマンのこれから

 

最初は目的の為に”お金を稼がなくてはいけない”だったのが

最終的に”お金を稼ぐ事で認められたい”に変化していた

働いてる間は必要としてもらえるし、

仕事さえしてれば自分の存在を認めてもらえてるような気になる。

何も考えなくていい、気楽だ。

何よりお金の有無で選択肢は大幅に変化する。

私の今まで思い描いた夢とか、やりたいことは全てお金に潰された

いつの間にかお金がない事に異常なまでの恐怖心を抱くようになった。

 

実際”誰か”に生きていることを許されるために仕事をして、

その仕事が原因で心も体も壊したと分かった時でさえ、

病院のベッドの足を見つめながら

次は何の仕事をしようか考えていた。馬鹿か。

とにかく”仕事が出来ない自分”が認められなくて、悔しくて仕方なかった。

世間から”必要ない”と言われた気がして絶望した。

 

想像したくないけど、きっとこの先も私はこの生き方を辞められない、

もちろん仕事が全てだとは思ってない

何もせずともお金が手に入るならそれでいい。5億ほしい。

ただそんなに世の中甘くないことは十分わかってるので

またどうせ仕事を始めると思う。

 

結局私は私が生きている事を誰かに認められたい。

私にとってその認められている安心感を与えてくれるのが

お金だったって事なんだろう、むなしい!!!!

 

 

おしまい。