吐き溜め日記。

つらつら書きます。

バイト先に来るDK3人組の話(三馬鹿)

 

 

****

 

 

こんにちは!私三嶋!

こっちはさっき納品されたダンボールの山!

……嘘です、改めましてこんにちは。

三嶋(みしま)と言います。

成績も普通、目立つタイプでもないし、

彼氏もいn……はい。紛うことなきモブです。


現在は大学に通いながら、働いている

駅前のコンビニバイトの真っ最中です。

駅から近いってだけで選んだこのバイト先、

なかなか栄えている駅なこともあって学生や、社会人の方達が多く出入りしているんですが

最近気になるお客様達が居るんです。

え?どうして気になるって?

実は私、生粋の腐女子なんです。

それも3次元もイけちゃうタイプの


あ!いやいや、普段からそんな誰彼構わず

妄想してる訳じゃないですよ?!

…まあ、その中でも特に

男子高校生が好きなんですけど、

特有の距離感とか、あるじゃないですか、

そういうのが大好きで…


あっちょっと待って!!携帯出さないで!!

お巡りさん呼ばないで!!!!!!

見てるだけ!!

ちょっとバイト中の癒しとして

見てるだけです!!!!

エスDKノータッチ精神ですから!!!!

 


……ちょっと逸れましたが、

そんな私が気になってるのは

男子高校生3人組。しかもその子達、

揃いも揃って顔が良いんです。

顔が良いんです。(重要)

 


「はらへった~~~~」

「ほりくんほんとよく食べるね」

「まあ、この時間は腹減る」

 


噂をすればなんとやら……

そう、たった今おしゃべりしながら

入店してきた3人組が、例の気になるお客様。


1人はネイビーのカーディガンに黒リュック、

髪はパッと見黒に見えるけど

光が当たると分かるぐらいの深い青で、

比較的真面目で大人しそう?な印象の男の子。


2人目はキャメルの萌え袖カーディガンに

指定カバンをいじってて髪色はアッシュ系。

ザ・可愛い男子要素を詰め込んだ!

みたいなあざとい系の男の子。


3人目は服装も髪色もコロコロ変わるし、

結構な高確率で財布しか持ってないみたい。

3人の中で1番背が高くていつも陳列棚から

頭頂部がチラチラ見えてる。


うん、系統は違うけど

今日も今日とて全員顔が良い!!!

男子高校生最高!!!!!!

 

……じゃなかった。仕事しなきゃ…

なんて納品伝票と睨めっこしていたら、

どうやら3人組は買うものが決まったらしく、

ゾロゾロレジに向かうのが見えて

そのままレジに入ることにする。

この時間人足りなくて

レジも納品も1人なんだよねぇ~~~。

 


****

 


1番最初にレジに来たのは

ネイビーカーディガンの男の子。

いつ見ても思うけど

リュックぺちゃんこだなぁ…

 

「……」

「ちょうどおあずかりしますね。」

「…あざっす。」

 

うん。人見知りなのか

思春期特有のアレなのかは分からんが

無口だけどお礼はちゃんと言うのね、可愛い。

あとリュックに

こっそり可愛いキーホルダーついてるのなに…

ギャップの破壊力…そういうとこだぞ……


2番目は服装も髪色も安定しない男の子。

ちなみに今日はカーキのパーカーにシルバー髪

 

「あとからあげ棒お願いしまーっす」

「はい、お待たせいたしました」

「あざす!

おねーさんいっつもお疲れ様でっす!」

「えっ、あっ、ありがとうございます…」

 

いつもお疲れ様です??

そんなの配達の人か

おじいちゃんのお客さん以外に

言われる事ないぞ??キラキラスマイルだし…

えっ、なにお金払った方がいい????


3番目は、キャメルカーディガンの男の子。

にしても、どっかで見た事ある気が

するんだよなぁ…なんでだっけ?

 

「お待たせいたしました」

「ありがとうございまーす。

あれ、お姉さん手。」

「へ?」

「切れてる。これあげるね。」

 

そう言われて商品と引き換えに渡されたのは

絆創膏……ってキ〇ィちゃん…?

え、なに男子高校生が絆創膏常備してる上

キテ〇ちゃんなの?なんで???

どこまであざといのこの子。

絶対狙ってるでしょ。ちくしょう可愛いな。

 


「なにいち、またナンパ?」

「澪くん人聞き悪いこと言わないでください~

手怪我してたから絆創膏あげただけです~」

「いち絆創膏なんか持ってんの!偉いね!」

「ほりくんがいっつも怪我するのに

そのまま放置だから持ってんの!!」

「え~なになに俺の事大好きじゃん」

「ほら、お姉さん困ってっから行くぞ。

すんません。いつもうるさくて」

「うるさいってよほりくん。

じゃ、お姉さん絆創膏使ってね?」

「えー!今のはいちもでしょ?!

あ、おねーさんまたね!仕事頑張って!」

 


「あっ、ありがとう……ございます…??」

 


そう言って男子高校生達は帰って行った。

…けど!!!待って!!!!!!

"いつも"とか"またね"とか

言われたんだけど……???

なに、私認知されてる……??

いや確かにだいたい出勤してるけど。

 

しかもサラッと名前まで把握してしまった…

ネイビーカーディガンの子が"れいくん"

キ〇ィちゃんの絆創膏くれた子が"いちくん"

キラキラスマイルの子が"ほりくん"

 


その事実だけでもお腹いっぱいなのに、

揃いも揃って"お姉さん"って呼ばれる破壊力が

想像以上過ぎてしんどい……

超可愛い…なにあの生き物……

男子高校生最高かよ……推すわ…

いやもう推してたけどさぁ…

 

 


残りの仕事頑張ろ…………

ダンボール山積みだけど。

 


 

「……また、来てくれたらいいなぁ。」

 

 

 

****

 

 

 

三嶋(みしま)さん

自分は生粋のモブ。(だと思っている)

通ってる大学の最寄り駅付近にあるコンビニで

バイトしてたら、

よく来る3人組が気になるようになってた。

腐女子。(特にDK好き)

正直認知されててビビったけど

萌えパワーと気合で仕事は終わらせた。

ちなみにいちくんの顔どっかで見た事あるのは

バイト前に見たホットペ〇パービュ〇ティー

カットモデルにいち姉が出てたから。

 


澪くん

ぺちゃんこの黒リュックについてる

可愛いキーホルダーは

この間妹が遊びに来た時に勝手に付けてた。

特に気にしてないし、

めんどくさいからそのままにしてある。

 


いちくん

キテ〇ィちゃんの絆創膏は

ほりか澪が怪我したら貼って大爆笑してやろう

と思ってネタで買った。

その後ぱったり怪我してないので

実際は使えてない。

 


ほりくん

バイト的に人の顔は割とすぐに覚えるし、

挨拶も普通にする。レジ待ってる間に

ホットスナックの誘惑に負けがち。

からあげ棒が今日もうまい。

 

 

 

さんばか

 

 

 

_______

 

「あっっっっちい」

「うはは、澪くん溶けそうw」

「いやでもマジで暑いねここも」

「春は日当たりよかったのに…直射日光のクソ」

 

入学当初はまだ少し肌寒く

柔い日光が当たる居心地のよかったこの場所も

いくら体育館裏で影があるとは言え

夏が近付くにつれ太陽も高く上がり

ジリジリと焼かれるような暑さだ。

 

「かと言って、ここ以外で吸ってバレるのもね~」

「……だな」

 

此処で出会った3人は運命よろしくなんとクラスまで一緒で、

今もこうして揃って煙草を蒸かしている。

気温は30℃、いわゆる真夏日

出会った頃より薄着になったとはいえ、

まだ7月1週目、このままでは至福の一服タイムも危ぶまれる。

どうしたものか、と此処へ来て何本目かの煙草に火をつけた時

 

「そんな2人に朗報でーす」

 

急に声を上げチャリチャリと鍵を振り回したのは

最近”夏だから!”と訳の分からない理由で

金髪だった髪をシルバーに染めたほりくんだった。

 

「何それ?女の子の家の鍵?」

その隣でスマホから顔を上げてあざとく首を傾げているのが

入学当初より明るいアッシュカラーに染めたいちくん。

 

「残念、女の子はいねーけど、部室の鍵」

「部室?」

 

「お前バイト忙しいから部活しないんじゃなかったの」

日陰を死守しつつ汗で張り付く髪をうっとおしそうにしてるのは澪くん。

ちなみに入学当初黒だった髪は

光に当たると分かる程度の深い青に染められた。

 

「そーだけど、夏は暑いし冬はさみぃし、

いつまでもここで吸うわけにもいかないじゃん?」

 

”だから適当に部活?同好会っつーの?作って部室貰った。

エアコンもあるよ4階の角部屋だからちょっと歩くけど。”

 

そこまで言い終わって最後の一口を吸い込み

煙草の火を揉み消してほりくんが立ち上がる。

 

「ちなみに顧問は古典のおじいちゃん先生ね、

将棋部と兼任だから来ないし、鍵も一任された!」

「たまにほりくんの行動力ソンケーするわ」

「……神かよ」

「ほらほら、早く行こ!!」

 

急かされて2人も煙草を消して腰をあげる。

 

三馬鹿部活(仮)するってよ。

 

 

_______

 

 

「よ」

「あれ、今日は澪くん早いね」

「ラスト人足りてたから、

いちくんこそ今日遅くない?」

「あ~バイトの先輩送ってきた」

「まぁた女かよ」

 

チカチカ、テーブルに置かれたスマートフォン
通知を知らせる。トークアプリを開くと

見慣れた名前からの連絡

 

「ほりくん?なんて?」

「今終わったから着替えてソッコー行く!だって」

「じゃあコンビニ集合でいっか」

「だな」

 

ズゾゾ、と音を立てながらシェイクを飲み干し

立ち上がって出る準備を整える。

 

夏休みに入って1週間、

3人それぞれバイトに明け暮れる日々を送りながらも

夜には駅前の某ファーストフードチェーン店で集合し

それから遊ぶのが気付けばルーティーンになっていた。

 

2軒隣のコンビニで時間をつぶしていると

見慣れた明るい髪色が近付いてくる。

 

「ごめんごめん!」

「おー、お疲れ」

「お疲れ~、って言うかほりくん、何それ」

「あーこれ?花火!客に買ってもらっちった!」

手にぶら下げたビニール袋を顔の高さまで上げて

にんまり、満足そうに笑うほりくん、

どうやら今日の遊びはこれで決まりらしい。

 

煙草に、缶チューハイとジュース、お菓子を買って

顔を見合わせる。

 

「さて、どこでやる?」

「えー?それ言っちゃう?澪くん」

「そりゃあもちろん…」

 

”””” 海!!! ”””

 

3人揃って声をあげて満足そうに

海の方向に歩き出す。

途中見かけた公園で全力でブランコ立ち漕ぎに挑戦したり

ノラ猫達の猫会議に参加したりで

なんとか目的の海に辿り着いた時には日付が変わって

暫く経っていた

 

「さすがにこの時間じゃ誰もいねーな」

「それがいいんじゃん?澪くん人混み嫌いだし」

「じゃ、遠慮なく遊びますか!!」

「にしても偉くいい花火買ってもらったな」

「店にあるやつで一番デカいパックのだかんね」

 

ガサガサと袋から花火を取り出し

思い思いの物に火をつけていく

 

「おお…」

「キレーキレー!!」

「久々やると楽しいもんだな」

「やばい色変わるじゃんこれ!!!」

「ちょ、俺2本持ちやりたい!」

「ほりいけー、そのまま走れー!」

「待って待ってw動画撮るわw」

 

……

 

 

「はぁ、つっかれたー!!!」

「結構遊んだよな」

「この時間でもさすがに暑いね~」

「アイス買いに行く?」

「あり、てかこないだ言ってたDVDもう見た?」

「まだ、あれほりも見たいって言ってたから」

「じゃあアイス買ってー、DVD借りてー澪くん家で見よ!」

「さんせ~」

「いいけど、床で雑魚寝な」

「いちアイス何買う?」

「俺パルムかな、ほりくんは?」

「好きだね~それ、俺パピコ~」

「話聞けやw」

 

 

三馬鹿と夏の遊び

 

_____

 

お題は澪くんから

「夏、放課後、アイス、海」

でした~~~~

一本がっつり書くつもりが暫く書いてなさすぎて死んだ結果

くそ短いのが二本になってて草である。

気が済んだら消すかもしれない

 

 

 

 

 

 

 

 

三馬鹿まとめ

 

 

 

 

三馬鹿とは

 三馬鹿とは

Twitterで繋がった澪・いぬ・ほりの三人が

「来世はDK三人組になりてぇ~~!!」って願いと願望を詰めこんだ

妄想の産物(ほぼ創作キャラになりつつある)

 

三馬鹿キャラ

・澪くん(佐伯 澪/さえき れい

9月26日生まれの天秤座、血液型はО型

身長は174cm、工業高校の2年生

得意教科は日本史、苦手教科は英語

黒髪か暗めのアッシュで制服にはネイビーのカーディガン着用

1人暮らしで妹がいる。不器用に可愛がってる。

あと家は大体溜まり場にされてる。

三馬鹿の中では割と常識人で実は真面目、ツッコミ疲れると寝る。

特技はどこでも寝る事

根っからの引きこもりがいちとほりのせいで駆り出される。

バイトは家の近所の飯屋の厨房。

ホールには意地でも出ない(接客好きじゃない)

ぶつくさ言いながらやることはしっかりやる。

煙草はメビウス、酒弱いし痛いの嫌い。寒がり。

綺麗好きだけど大雑把、なにかとキレがち(いち・ほりのせい)

 

・いちくん(一宮 あおい/いちみや あおい

12月14日生まれの射手座、血液型はAB型

身長は176cm、工業高校の2年生

得意教科は現国、苦手教科は現国以外全部

金髪かアッシュで制服にはキャメル色のカーディガン(萌え袖)着用

実家暮らしで姉(パリピ)がいる。仲良し

ミラールックとか余裕でできる。

三馬鹿の中であざとい担当。あざといは誉め言葉。

特技は女の子に媚びる事

ピアス大好きマン、3人揃いでへそピ開けたい。

バイトは駅チカのイタリアン。

ホールも厨房もやるけど、厨房の方がサボれるから好き。

年上セフレがいる噂が流れたけど否定も肯定もしない。

煙草は赤マル一択、酒弱くはないけどそんなに飲まない。

面倒くさがりだけど掃除好き、料理が壊滅的(らしい)

 

・ほりくん(堀 奏汰/ほり かなた

1月16日生まれの山羊座、血液型はA型

身長は178cm、工業高校の2年生

得意教科は英語以外の文系科目、苦手科目は理系全般

髪色は安定しない。制服にはパーカーか適当なカーディガン着用

一応実家暮らしで弟がいる。兄弟仲は割といい方

自分と似てない弟が面白くて好き。

三馬鹿の中でなにかとやらかし担当。

特技は人のペースを崩す事(無自覚)

だいたいの言い出しっぺはほりの事が多い

バイトは原チャ通勤で近所のパチ屋

割と仕事はする。要領よくサボる。

ヒモ気質で客に色々勝って貰っては溜まり場に持ってくる。

煙草はメビウスだけどこだわりは無い。酒は大好き。

コミュ力オバケで愛想良いけど割とクズ。

 

 

 

愛されたい話。

 

 

 

どうも、たおです。お久しぶりです。

アプリ版の方で寝ぼけて前回の記事を消してしまっていた、

悲しい。(下書きもいくつか消えていた。)

 

めげずに書きます。

そんなわけで今回は愛されたい話です。

 

 

愛情を考える。

常日頃死にたいけど、それと同じぐらい心にへばりついて離れない欲求がある。

愛されたいのだ。とても、

確かに今まで恋人が居たこともあるし、好きだったと思う。

身の回りの先輩なんかにはよく面倒を見て貰ってると思う。

ただ”愛情”と言われるといきなりそれがぼんやりしてしまう、

どれも違う気がする。しっくりこない

よく分からない。という事で調べてみた。

以下コトバンクさんからの引用。いつもお世話になってます。

 

 

あいじょう【愛情】


人や物を心から大切に思うあたたかい気持ち。いつくしみの心。 

異性を恋しく思う心。

 

 

ここで今回掘り下げたいのは

1の愛情だ。いつくしみの心、これがピンと来ない。

いつくしみって何だ。さらに調べてみる。

…が。いつくしみを調べてみると

「慈愛」とか「恵み」とかさらに難しい言葉になってくる。

沼にはまった。分からないものが謎になってきた。

ただここで終われない。久々なのにこの記事終わっちゃうよ!!

諦め悪くそこからさらに調べてみた。

以下引用。

 

いつくしみ

人物や物事に対して抱く、かけがえのない感情のこと

 

じあい【慈愛】

親が子供をいつくしみ、かわいがるような、深い愛情。

 

要は世間一般的な親や、兄弟なんかの家族から

大切に、大切にされて与えられるもの。

印象としてはあたたかくて、柔らかいものなんだと思う。

 

無償の愛情

どうしてここまでこだわるのか考えてみた

ズルズル生きている私は

誰かから無償の愛情を与えられ、

また自分も与える、という事に強い憧れがある。

無償の愛情の受け渡しによって、

”生きていてもいいんだよ。”と自分が好きになった人に許されたいんだ。

 

じゃあ無償の愛情とはなんなのか、

私の絞り出した答えは

どれだけ悪さをしたって、迷惑をかけられたって、

嫌いになれない。最後まで信じて、最終的には許してしまう。

そんな「本来親が絶対的にくれるもの」だ。

TVなんかでもよく見ると思う、

ここまで書いて、どうして私が1の様な”愛情”に対して
うすぼんやりとして他人事みたいな感覚になるのか分かった。


過去のブログでも何度か書いたように
私には愛されてきた自覚・自信がない。

確かに両親にはここまで育てて貰って感謝してる

自分のお給料を貰ってからは好きなことをやってきた。

 

でも悪いことをしてしまって他人に迷惑をかけた時。

私の両親が私を最後まで信じ、嫌いにならず、最終的に許してもらえるとは

どうしても思えない。

先日母親に私を産んで良かったことは?と聞いてみたら

「反抗期もなく手の掛からない、いい子で楽だった。」と返ってきた。

そんなに深く考えて言ってないとは思う。

 

ただその答えを聞いた時に今まで生きてきて、

いつか愛してもらえる。いつか認めてくれる。そう思い続けて

反抗もせず、泣き叫んで助けを求めることも無く

じっと黙って耐えた時間は

結局「手の掛からない、いい子の私」を作り上げて、

その他人の求める”私”と本当の愛されたがりで、寂しがりな”自分”との

溝を深めて自分の首を絞めることになっただけ。

何とも言えない惨めで情けない気持ちになった。

 

悲しいことだけど最終的な絶対の味方、愛情をくれる人は
私にとって両親ではない。

 

そんな私は”愛情”の上手な渡し方も受け取り方も分からない。

分かり切ったことだけど、こんな状態ではいざ大切な人ができても

「いい子で居ないと、この人の求める私で居ないと嫌われてしまう」

と言う考え方が強すぎて結局自分を隠しているうちに

どうしようもないことで悩み、パンクして持たなくなる。

つくづく生き辛い奴である。めんどくさい。

そんな事を繰り返していくうち

”自分”を愛してほしいのに、

いつのまにか”自分”は隠さないといけないものになっていた。

 

 

でもどうせこのまま生きていくなら、

いつかは愛されたいし、人に愛情を与えられる人間になってみたい。

死ぬ間際でいいから

「あぁ自分は生きていてよかったんだ」と思いたい。

 

 

 

 

思えるのか疑問な所だけど。

そんな人生なら生きてみてもいいかなって、そんな話でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おしまい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魅力の話。

 

 

 

どうも、たおです。

今回は魅力の話

 

”「かわいい」には死の要素はほぼない。

「きれい」には少しある。

「美しい」とは生と死の混濁だ。”

 

アーティスト、武盾一郎さんの言葉です。

いいですよね、美人。

個人的には可愛い人より美人の方が惹かれます。

(勿論可愛い人も好きですけどね!!目の保養に変わりない。)

ただ”美人”には可愛いとか、綺麗とかじゃ表現できない。
底からの魅力というか、老いて死ぬまでついて回りそうな
なんとなく毒っぽさを感じるような。

本当に言葉の通り、生と死、強さと儚さみたいな

真逆を兼ね備えてる気がして、凄く魅力的に感じます。

 

「美人になりたい」

安直な考えかも知れないが魅力と言えば顔だ。

出来る事なら死ぬまでに一度だけでもあんな顔になって
愛される自信を手に入れてみたい。

あの女優さんみたいになりたい、あのアイドルみたいになりたい。

整形する勇気も、お金もないけど。

みんな一度は願ったことがあると思う、

 

美人は安いものを安っぽくみせない

経験した事ありませんか、

GUとか、ユニクロの広告で女優さんが着てて

「えっ、これこの値段?!可愛い!!」と思って

買いに行った店舗で試着したときとか、

マネキン人形が着てるのを見た時のコレジャナイ感。

・・・いや、似合わないわけじゃない、普通だ。

マネキン先輩だってスタイル抜群なんだ。

なのになんでこうも安っぽく、と言うか

誰が見ても「あぁGUだ!」感満載なんだ…??って

戦意喪失して結局なにも買えず、帰宅・・・

 

いや、GUやユニクロに喧嘩を売ってるわけじゃないんです。

むしろ滅茶苦茶お世話になってるんですけどね。

 これ化粧品もそう、

美人の使ってる化粧品を使っても美人にはならない。当たり前だ。 

 

ある日、長い付き合いの友人(B子)と先輩(女性)と同じような話になった。

この人達も私からみれば充分に整った顔してるんだが、

本人達曰く毎日自分の顔を見て家中の鏡叩き割りたくなるらしい

 

”美人と同じ物を身につけ、美人と同じ化粧をしても美人にならない”

 

 そんなブスの話だ。自分で書いといて悲しくなってきた。

うだうだ話をしたものの、解決策と言えば整形ぐらいしか思いつかず。

「結局美人は薄い化粧でも、安い化粧品でも、服でも

似合うし綺麗だよね。」と私とB子がしょぼくれてると先輩が呟いた。

 

「いやでも、綺麗に見えて当たり前か。

美人は生まれ持った才能、センス、自分の魅せ方も分かってる。

そしてそれら全てを維持する努力もしてると思う。

そういうのが安いものを安っぽく見せない価値になるんじゃない?」

 

ぐうの音も出ない。全くその通りだと思う。そんな話し合いの末、

身近な美人、Aちゃんに会う機会があった。

このAちゃん、

可愛い、とか美人だね。と言われたら「そんな事ないよ~」とは言わず

「ありがと♡」と笑顔で答えるタイプだ。

正直言われ慣れてるんだろうと思ってた。ただそんな事もなかったらしい

会議の結果を実に真剣に聞いてくれたAちゃんが一言

 

 「正直な話今でも私だって私の顔嫌いだし、鏡叩き割ったこともあるよ。

昔は”可愛い”とか”美人”って言って貰えてもお世辞だと思って謙遜してたし」

 

衝撃的だった。

そりゃまぁ100%自分の顔に満足してる人間なんて居ないと思うけど。

それでもいつでも自信満々なAちゃんから

そんな事聞くとは思ってなかった。素直にそれをAちゃんに伝えると

 

「今も自分の顔は信用してないけど、

自分の顔を見て言ってくれた人と、その人の言葉は信用してる。

99人がお世辞でも、1人の本気の気持ちを

素直に受け取った人の方がもっと綺麗に見えるから」

 

困った。性格まで美人だったわこの子。

でもこの言葉、言った側の人間も本当にそう思う。

”綺麗・可愛い・美人”なんてあくまでも個人の意見で、

それを本当に思ってる人間が勇気を出して伝えたとき、

「そんなことないよ、」と謙遜されるよりも

素直に「ありがとう。」と言ってくれた方が気持ちがいいし、

なにより自分の個人的な価値観を認めて貰えたようで嬉しい。

 

そんなAちゃん曰く、他人から見て魅力的に見える人は

「お世辞すらも素直に受け取れる性格美人。

そしてそういう人はその言葉が例えお世辞でも自分の力にしてしまう」

らしい。深い。

 

性格美人を考える

Aちゃんと話をしてみて、よく聞く

「自分の事を大切に出来ない人間は他人を大事に出来ない」とか

「性格ブスは本当のブス」とかの言葉の意味が分かった気がする。

結局魅力的に見える人間は

自分も、他人が自分に向けて言ってくれた言葉も否定しない。

そこで否定してしまったり、自慢したり鼻にかけたりもしない。

100%お世辞だと分かっていても笑顔で受け取る。

そう言う素直な姿が顔よりも強く、相手の印象に残る。

結果的に自分を魅力的に見せられる最強の武器なのかも知れない。

 

 

結局

私も皆も、きっと死ぬまでに自分が納得する顔になれる人は少ない。

心の奥底では自分の顔に自信も持てない人だって多いだろうけどせめて、

自分の顔を見て言ってくれた人とその人の言葉は素直に信じられる様に

とにかく私は顔より先に性格美人になりたいと思う。

 

他人の好意を無駄にしない魅力的な人間になりたい。

その為にも死にたくなるのをやめないといけない気がする。

 

 

 

 ・・・・問題は山積みだ。

 

 

 

 

 

 

 おしまい。

 

 

 

 

死にたいの話。

 

 

 

どうも、2日ぶりです。たおです。

今日は死にたいの話です。

 

 ”死にたい” ただ茫然とそう思う。

なんで、とか生きたくても生きられない人がいるのに、とか

今まで育ててもらったのにとか言われる。

 

そういう問題じゃない。

 

いや、それが世間一般、普通の正しい意見なのは分かる。

それは頭では理解してる。

でも死にたい。自分が生きている事が誰よりも許せない。

そんな気持ちはなくなるどころか日々膨らんでいく、

 

こんなこと言うと元も子もないが、「産んでくれ」と頼んだ覚えもない
勝手に産まれて、育てられて、死なせても貰えなくて
ずるずると生きている。そんな死にぞこないの弱虫からみたら

 

”生きたくても生きられない”と

”死にたくても死ねない”はほぼ同じだ。

 

ただ決定的に違う点がある。生きたい人は

「自分が生きていることを他人に求められている」と思えている。

自分の生きている世界に希望があるのだ。

他にも死ぬのが怖いとか、色々あるのかもしれないけど。

 

死にたくても死ねない人間は

自分の生きている世界に希望なんてない。

自分が生きていることを他人に望まれているなんて思えない。

ただのネガティブ偏屈野郎じゃねぇかと思われるかも知れない。

実際文章にしてみると私もそう思う。

でも違う、それだけじゃない。

別に私だって物心がついた瞬間から死にたかったわけじゃない。

それなりに夢もあったし、希望を持ってた時期だってあった。

色んな事や環境があって、

それらを少しずつ押し殺すしかなくなっていくうち、

気付いた時には自分が生きていることを許せなくなっていた。

 

もうどうしようもない。

本当はこんな事自分が1番考えたくないのだ。

私だってできるなら呑気にぬくぬくやりたい事をやらせてもらって

インスタに「周りの友達や家族に感謝(キラキラ)」とかやりたい。

ツイッターの鍵垢で「死にたい悲しい」なんてメンヘラ芸やりたくない。

安定剤なんて飲みたくない。病院にも行きたくないし、

なんの解決にもならないカウンセリングなんて受けたくない。

 

そんな私はお金を貯めてスイスに行こうとした。

安楽死制度に頼ろうとした。

英語喋れないじゃねぇかとか、パスポートねぇだろとか

そんな事考えられなかった。

”死なせてもらえる!!!”それしか考えられなかった。

合法的に死なせてもらえる。

もう自傷して死ねなくて情けなくなることも、

眠れない夜中に絶望して泣く事もない。希望だった。

夜な夜な調べた。金さえ貯まれば死ねるというのは

私にとてつもない安心感を与えてくれた。

スイスなら最後の晩餐はチーズフォンデュかなとか

寒そうだし可愛い冬物買っていこうかなとか考えてた。

死ぬ事にポジティブなタイプの馬鹿だ。

 

 

そんなある日

調べていくにつれてあることに気付く

実はこの安楽死制度、

精神疾患のある人間は殺してくれない

他にも条件はあるが目が点だった。

よくよく考えたらそりゃそうだ、

この制度はあくまでも、

”やむにやまれぬ事情”で死を選んだ人の為の制度だ。

ネガティブ偏屈野郎の救いの道じゃない。

 

 

また振り出しに戻った。

何もしてないのに自殺に失敗した時と同じ気持ちになった。

 

 

結局生きたくないでも死ぬことも許してもらえない、だから
病院に行ってカウンセリングを受けて安定剤を飲みながら
今日も生き地獄でずるずる死にぞこないとして

いつか死ねることを希望に生きていくしかないのだ。

 

 

 

 

おしまい。

 

 

 

 

お人形の話。

 

 

 

どうも、毎回書き出しの文に悩みます。

メールの最初の文章も悩むタイプです。たおです。

 

 

今回は今までも度々出てきてたお人形の話です。

 

  

幼い頃の苦痛

ごく普通のどこにでもいる子供だった、

強いて言うならこの時からお絵かきが好きで、

見せると褒められるのが嬉しくて、暇があれば何か描いてた気がする。

ただその頃凄く苦手な事があった。  

それは長い休みになると行く、

祖母と叔母が住んでいる家に私一人で何泊かのお泊り

 

この祖母が、ただでさえ癖の強いうちの親戚陣の中でも

1~2を争う扱いの難しさ、ざっくり書くと、

・癇癪もちで怒ると手が付けられない

・子供にも自分と同じスピードを求める

・嫌味、貶しは当たり前

・母親の悪口を私に聞かせる

後に気付いた事ではあるけど、更にここにアル中が追加される。

そんな中での唯一の救いは叔母だった。

叔母はほんとに祖母から産まれたのか…?

と思うほどおっとりしていて、いつもにこにこ私の話を聞いてくれた。

 

ただそんな叔母もずっと家に居るわけじゃない

日中や、叔母の居ない夜は祖母の逆鱗に触れないように過ごす。

だがそんな努力も理不尽な癇癪の前では無力なもんで、

スイッチが入ったらじっと耐えるしか当時の私にできることはなかった。

ここで泣いてはいけなかった。泣くと更に酷くなった。

怒鳴るとかじゃなく何言ってるのか分からない、奇声だ。

これが幼い私にとってはとにかく怖かった。実際限界がきて

母親に泣きながら電話して迎えに来てもらった事もある。

そんなことがあってもお泊りは、私が小学生に上がってしばらくするまで続いた。

年々、顔色を伺って怒られないように愛想よくする能力が上がっていった。

 

年に数回行われるお泊り修行のおかげで得したこともある

小さい頃から母親にも祖母にも、

「愛想よくしてなさい」と言われ続け

言われた通りにしていた事で、人見知りがかなり改善された

 

おかげで友達も大人しい子から活発な子まで幅広くいた。

この時は大人の言う事は聞いとくもんなんだな、と思った。

小学校3年生ぐらいになると修行もいつの間にかなくなった。

つかの間の休息。とは言え私の母、

実は祖母をちょっとマイルドにした感じなので

怒りスイッチは回避するようにしていた。祖母に比べれば簡単だった

そんな比較的平和な時期を過ごしていた小学6年生のころ、

叔母が結婚して家を出ていく事になって

祖母が同じマンションに部屋を借りて

眠るときだけ自分の家に帰るような形でこっちに来ることになった。

 

祖母が来てからは修行の日々に逆戻りした。

ただ私も怯えるだけだった小学校低学年の頃とは違う

顔色を伺うのも上手くなっていたし、何より聞き流すという事を覚えていた。

スイッチが入って何を言われてもへらへらしてれば

意外と簡単に乗り越えられた。そのまま中学1年まで過ごした。

その間にいとこが産まれ、

兄弟が居ない私にとっては弟ができたようで激カワである

その頃から祖母の当たりが異常に強くなった。

まぁ歳いってからの孫の方が可愛いかったんだろう

そんなある日、祖母とうちの家族で居た時、

 

「あんたはいつもへらへらして何考えとるか分からんくて気味が悪い」

「ママは楽でいいけど可愛げはないよね。」

 

とうとう言われた。

父親に至っては同調するでもなく、守るわけでもなく、無言だった。

衝撃的すぎて涙どころか声も出なかった、

この頃まで私はただ大好きな両親と祖母に

褒めて欲しくて、愛してほしくて、それだけの為に

自分なりに求められる期待通りに努力していたつもりだった。

いっその事ここでグレとけば良かったのかも知れない。

ただその時は何故か

”私が駄目だから愛されないんだ” と言う思考に着地した。

たった一言「ごめんね。」とだけ言って笑っていた。

 

感じる違和感

グレる事も、反抗することも出来なかった私は胸に違和感を抱えたまま

両親や祖母の期待通りになる様、努力し続けていた。

あんな事を言われても私はいつか私自身を見てくれる。

頑張ったねって褒めて貰える。そう信じてた

無条件に与えられる愛情を諦められなかった。

今になって考えれば愛される努力をしている時点で

無条件の愛情ではない。そんな事には気付かなかった。ポンコツ

 

中学2年の頃、祖母と母親が大喧嘩した。

私はたまたま来ていたいとこを自分の部屋に連れて逃げた。

物音や声が聞こえないように音楽をかけて、

気がまぎれる様にいとこの好きなアンパンマンを描いた。

自分にとってトラウマになっている

ヒステリックな怒鳴り合いからいとこを守る事に必死だった。

 

喧嘩が終わった頃にはいとこはすっかり夢の中だった。

怒りが収まらず荒れ狂う祖母は叔母が一旦祖母の家に連れ帰った。

自分の部屋から出てぐちゃぐちゃになったリビングに行くと

母親に泣きながら

 

「あんたは私の娘なのに私の味方せずさっさと逃げたよね。」

 

と言われた。本当に恨めしそうな声だった。

もう目が点である。私にとっては最善策をとったつもりだった。

ヒートアップすれば暴れることは分かってたし

そんな危険な所にいとこを居させるなんてとてもじゃないけど出来なかった

母親に適当に返事して部屋を片付けながら

 

この人に愛されるには常に都合のいい味方で

居て母親を守らないといけないのか

 

と思った、泣きたいのはこっちだ。

いとこを叔母に引き取って貰った後、

そんな人に愛される為に

必死だった自分自身が急に惨めに見えて

一人になった部屋で手首に傷を付けた。人生初リストカット

大して深くもない傷をぼんやり眺めながら

”あぁ私の人生お人形みたいだな”と思ってちょっと泣けた。

 

 

あの後祖母と母親は絶縁状態。

法事なんかの親戚が集まる用事には私が行くし

祖母とは定期的に連絡が来れば会いに行くが相変わらず。

多分一生このままだろう。

 

私自身はと言うと家を出るタイミングは何度もあったが

今現在も実家に住んでいるし、無条件の愛情への憧れは強い。

親から与えられる愛情に諦めがつけられていないままだ。

人の顔色を伺い、期待されることがあればその通りに行動するので、

まだ多分心のどこかで誰かに褒めて欲しい、自分自身を愛してほしいと

希望を持った小さいままの私が生きているんだろう

今でもお人形の様な人生は辞められていない。

 

ほんとは辞めたいけどお人形の様にしていても親にすら愛されなかった私が
自分自身を見せて誰かに愛してもらえるとはとてもじゃないけど思えない。
愛される自信がとにかく無い。

 

”お人形”という単語は、あの時思ったことをそのまま書いてるので

何か他に正しい用語とかがあるのかも知れないんだけど
どうやって知らべればいいのかもよく分からず、
そのまま現在まで放置している。

 

この生き方も前回の”お金の話”と一緒で

結局辞められないんだろうなぁ。とか考えてると

これでいい、と割り切ったはずなんだけど

ふとした瞬間にむなしくなるのだった。

 

 

 

 

おしまい。